節電②クールビズ

川勝平太静岡県知事は英国仕込みの紳士で暑くてもネクタイと上着を着ているとのこと。県の職員も議会では知事に習い上着とネクタイを着用。節電対策で議事会場の温度設定が高いので職員から何とかしてほしいとの要請で上着は着用しないことで議会の承認をとったとか。

英国は真夏でもネクタイを締めスーツを着て歩いても汗をかかないほど気温は低く乾燥しています。だから夏でもたまにオーバーや革ジャンを着て歩いている人を見かけるくらい。季節での衣替えという習慣は英国にはありません。気温に対し適切な服を個人の判断できているのです。

インドに植民地を持っていたころの写真を見ると英国人は半ズボンで開襟シャツそしてパナマ帽をかぶっています。ネクタイを締めたスーツ姿ではありません。家は軒が深くテラスもあってその土地で少しでも快適に過ごせる工夫が見て取れます。建築にしろ服装にしろその土地の気候風土に合ったものになっていたのです。空調設備が発達してどんな気候風土でも対応できる建物がいたるところに建っています。電気が止まればどうしようもないものばかり。古来、日本では夏にどう対応できるかという観点から設計されてきました。盆地で暑い京都の町家の建て方は示唆に富んでいます。

浴衣を含む和服も暑さ対策が本来できるものです。街で見かける現代の和服では暑くてたまりませんがね。川勝平太さんは西洋地域学から脱却して日本地域学を起こす必要があると力説されています。多くの学問も地域特性(その土地の気候風土に根差した)があるのです。ご本人の説をまずは服装から実践されたらいかがでしょうか。
東南アジアの国々は暑い国に適した正装があります。日本も独自で夏の正装を作り出して行きましょう。世界で活躍するデザイナーがいらっしゃるのですから。

日本の建築界では世界的に活躍する建築家でも日本の気候風土に適した現代建築を設計できていません。まだまだ紳士服界も建築界も西洋物真似にとどまっているのが残念です。
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by 10nenchodo | 2011-07-07 14:36
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